【ブログ】675-呼ばれ続けることのありがたさ
今日の出来事を振り返りながら書いてみたいと思います。
今日は、名古屋のショッピングモールで行われた福祉イベントに、スペシャルゲストとして呼んでいただきました。そこで、お客さんたちと一緒にボッチャを楽しみました。
正直に言うと、コンディションは完璧じゃなかった。
ボールも少し曲がっていて、思うようなパフォーマンスができたとは言えません。
元日本代表、とか、ロンドンパラリンピック出場、と聞くと「すごいプレー」を期待されているかもしれないけれど、スポーツも人生も、いつも100点満点が出せるわけじゃない。
でも、今日あらためて感じたのは
「うまく投げること」以上に大事なのは
ボッチャの面白さや魅力を伝えること
そして
障害の有無に関係なく、一緒に笑える場をつくること
なんだということ。
小さな子どもから大人まで、初めてボッチャに触れる人も多くて、
「こんなに頭を使うんだ!」
「車椅子の人とも一緒に楽しめるんだ!」
そんな声をたくさん聞くことができました。
ロンドンパラリンピックから、もうずいぶん時間が経ちました。
現役選手としてのピークは過ぎたのかもしれない。
それでも、こうやって「加藤啓太さん、来てください」と呼んでいただけること。
それ自体が、奇跡みたいなご縁だと思っています。
呼ばれ続けるということは、
過去の実績だけではなく
「またこの人に会いたい」
「もう一度、話を聞きたい・プレーを見たい」
そう思ってもらえているということ。
だからこそ、ぼく自身も
・結果だけにとらわれすぎないこと
・その場にいる人たちと、全力で楽しむこと
・終わったあとも「またがんばろう」と思ってもらえる時間にすること
ここを一番大切にしていきたいと、あらためて感じました。
パフォーマンスが100点じゃない日もある。
ボールが曲がる日もある。
でも、人と人とのつながりや、心の中に残る“何か”は、いつだって100点を目指せる。
これからも、ボッチャや講演を通して
「1%の可能性」を感じてもらえる場を
ひとつひとつ、大事に重ねていきたいです。
呼んでくださった皆さん、
一緒にボッチャを楽しんでくださった皆さん、
本当にありがとうございました。

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