- 社会を見てて思うこと
【社会を見てて思うこと】190-障害者が何かやると過剰すぎるほど褒める風潮がある
「大学に行ってすごいねー!」
「大学を卒業してすごいねー!」
「ひとり暮らしをしてすごいねー!」
「恋愛をしてすごいねー!」
「給与をもらっているんだーすごいね!」
と人によく言われます。
しかし私「へ?何が?私35歳ですけど・・・」と心の中で
思います。私は障害があるのに◯◯やってる、すごいでしょ?と
伝えたいのではなく、”ひとりの人”としてやることをやっている
だけに過ぎないのです。
給与をもらうことも35歳の男性ならという思いです。私は障害が
どうとか社会がどうとかより障害がある人が社会にいかに適応して
いくのかが、これからの課題だと考えます。相当、社会も変わり生
きやすくなっています。もちろんバリアがまだあることは事実です。
「バリアがある」というところに目を向けているだけではいけませ
ん。もし行きたいお店があって、だけど5段ぐらいの階段があった
としたら、あなたはあきらめますか?
あきらめることももちろん良いと思う。私は通行人やお店の人にお願
いをします。なぜならそのお店に車椅子ユーザーが来ると想定してい
ないかも知れないし、言ったら考えてもらえるかもしれないですよね。
こうやって自ら社会に適応していく力も必要だと思います。社会に要
望を訴えるだけではなく障害当事者自ら社会に溶け込む努力、コミュ
ニケーション力、協調性をつけることが本当に重要です。
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