【ブログ】658-今日は、9月11日。
毎年この日が来るたびに、私の中で特別な記憶がよみがえります。
ちょうど25年前の2000年――
中学1年生だった私は、「東海豪雨」という未曾有の災害を体験しました。
あの日、学校に警報が出て休みになって、どこか少しうれしい気持ちもあったんです。
けれど、翌朝目を覚ましたら…テレビに映る光景に、言葉を失いました。
街は浸水し、通っていた養護学校も床上まで水に浸かっていたのです。
学校は10日以上お休みになり、子どもながらに
「自然災害の怖さ」や「日常が一瞬で壊れる感覚」を、初めて知りました。
そして、その翌年の2001年――
中学2年の私は、お風呂上がりになんとなくつけたテレビで、衝撃的な映像を目にしました。
ビルに突っ込む飛行機。
爆発。崩れ落ちる高層ビル。
人々の悲鳴、混乱、そして絶望――
「同時多発テロ」という言葉さえ知らなかった私は、何が起きているのか全く分からず、ただただ怖くて、テレビを見つめるしかできませんでした。
25年前と24年前に起きた、二つの出来事。
どちらも、私の心に深く刻まれています。
そして、そこから学んだことがあります。
それは、
「当たり前」は、当たり前じゃないということ。
朝、目が覚めて、
ご飯を食べて、
安全な場所で眠れて、
大切な人たちが無事でいてくれること――
それらは決して“普通”ではなく、
実は「奇跡」の積み重ねなんだと、気づかされました。
だからこそ、今を生きる。
今日という日を、感謝して大切にする。
誰かに「ありがとう」を伝える。
小さな幸せを、ちゃんと感じる。
9月11日。
あの頃の私に伝えたい。
「今、生きてることが何より尊い」と。
そしてこれを読んでくださっている皆さんにも、
今日が、かけがえのない1日になりますように――
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