- 加藤啓太のあれこれ
【加藤啓太のあれこれ】006-重い障害があるからこそ、”加藤啓太”でいられる!
「啓太さん、歩くことができたら良いよね!」
「今からでも歩ける方法があったらやってみたら?」
と言われることがよくあります。しかし私には理解できません。
きっとこう言っていただける人は善意とわかります。
しかし私はこういう体で今まで生きてきたので「歩きたい!」とは正直思っ
ていません。語弊があるかも知れませんが、障害があるからこそ出会えた人
経験できたことも数え切れないのです。
今からもし歩けたとしたら、ボッチャもBC3クラスからOPに移ってしまい
ます。軽いクラスに入ります。ボッチャを知らない人からしたら「障害が軽く
なって良いじゃ〜ん!!がんばりなよ〜」って思うかもしれません。しかし私
からしたら、また1から練習をしてやるのは・・・と思います。
そんなに甘いものでないこともわかっているし、ランプを使うボッチャが大好
きでBC3クラスでもう一度ひと泡吹かせたいと思っています。
障害がある私だからこそやれることがたくさんあります。”障害=最強の武器”
で誰もが持っているものではなくそれを思う存分、利用していこうと思います。
障害者=弱者と思われがちですが、そのイメージを大きく変えていきたいです。
「歩ける」=幸せとは限りません!歩けなくても、幸せは感じられるのです。
不便は正直あるけれど、これは障害者だけではありません。”ないものねだり”
をするとキリがありません。障害という”持ち味”を活かせられれば、勝機は見
えるのです。私は重度障害があって良かったと思います!
障害は、ハンディーではありません。ハンディーだと思うからハンディーに見
えるだけです。ハンディーを言い訳にすることはしません。なぜかというと、
障害があってこそ加藤啓太です!
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