- KEIステーションありか
【KEIステーションありか】007-KEIステーションありかは障害者の「学ぶ」場所!
KEIステーションありかを最後にして欲しくない気持ちがあります。あくまでも
KEIステーションありかは障害者の”教育の場”です。”教育の場”に5年・10年
も通い続けてもらうことより、利用者さんが生きていく”力”をしっかり付けていっ
てKEIステーションありかから羽ばたくことができたらとてもうれしいのです。
今までの記事でも言ってきているけれど、入所の施設を選ぶのも良し、好きな人
と結婚するのも良し、ひとり暮らしに挑戦するのも良しです。
ここで大事にして欲しいことがあります。
それは「自分で決める」という行動です。
他人に決めてもらうことが障害者は多いのです。やっぱりいくら障害者といえども
ひとりの「人」には変わりありません。そこには「人権」がありその人に選択権と
決定権があるのです。
ただ、「自分で決める」と言っても、数多くの”判断材料”がなければ決められない
のでそのために一般教養を身に付けてもらっています。例えば、小中学校の漢字を
書けなくても良いけれど読めるようにしようとしたりかけ算・わり算をできるよう
にしたりしています。それだけ毎日やっていても、つまらなくなってしまうから時
にはパソコンをやったり映画を見たりしながら力を付けていってもらっています。
極力、スタッフは何も言わず「見守る」姿勢でいます。もちろんスタッフは、利用
者さんの横や斜めにいます。利用者さんがスタッフを呼ばなければスタッフは動き
ません。だから外から見れば「ありかのスタッフって何もやっていない!」「本当
にあれが仕事なの?」と思われるかも知れませんが、これが本当に大事なお仕事で
す。それは、なぜでしょうか?
その理由は、「自己選択」「自己決定」を促すために”見守り”のスタンスを貫き通す
ためです。たとえそこで失敗しても責めないし止めないです。失敗をできたことをK
EIステーションありかでは褒めるようにしています。
ほとんどの利用者さんは今までに失敗する「経験」を積んでこれなかったです。どん
どん失敗して、いろいろ学び感じてもらうことで人として成長できます。あくまでも
障害者ではなく「人」としてです。ひとりの「人」として社会参加できるようにして
いきます。KEIステーションありかはひとりひとりのペースを大切にしています。
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